第5回WBCで14年ぶりに世界一となった侍ジャパンが23日、チャーター機で成田空港に到着した。その後、成田市内のホテルに移動し、帰国会見を行い、厚沢和幸投手コーチがオリックス・宇田川優希投手に感謝の思いを伝えた。
宇田川はダルビッシュらに「会長」の愛称で親しまれ、侍ジャパンのムードメーカーに。だが、準決勝、決勝が行われた米マイアミでは一度も登板がなかっただけに、厚沢投手コーチは「宇田川をマウンドにあげることができなかった。会長が飛躍するところをお披露目できなくて残念だった」と頭を下げた。その上で「今回、一番ブルペンのバックアップに回ってくれたのが会長の宇田川で、彼にはゲームではないところで、陰で支えてもらった。彼には感謝したい」と思いを明かした。
宇田川本人は「すごいメンバーと野球ができて楽しかったです」と笑みを浮かべた。