【センバツ】ドラフト候補の専大松戸・平野大地が7安打完封 試合中に侍の世界一吉報「同じ時に試合できるのも、何かの縁」

スポーツ報知
力投する専大松戸・平野大地

◆第95回センバツ高校野球大会第5日 ▽2回戦 専大松戸3-0常葉大菊川(22日・甲子園)

 専大松戸(千葉)は最速151キロを誇る今秋ドラフト上位候補の平野大地投手(3年)が常葉大菊川(静岡)を7安打完封。初戦突破に導き、同校にセンバツ初勝利をもたらした。

 132球の力投でスコアボードに9つの「0」を並べた。平野は充実の表情で甲子園初マウンドを振り返った。

 「学校としてセンバツの勝利はなかったので、何としても勝ち取りたかった。気持ちで投げようと思いました。真っすぐは自信をもって投げられたと思います。練習試合も含めて完封は初めて。自信になりました」

 序盤は相手の直球狙いを察知して90キロ台のカーブや、スライダーを多投。6回以降は一転、ストレート主体で的を絞らせなかった。この日の最速は146キロ。視察した巨人の水野スカウト部長は「スピードも出ていた。後は変化球がどれだけ投げられるか、夏へ見ていきたい」と語り、日本ハムの大渕スカウト部長は「去年の秋よりも良くなっている。多彩な変化球を扱えるコンビネーションピッチャー。今後がとても楽しみ」とコメントした。

 試合中にはWBC決勝で侍ジャパンが世界一に輝き、甲子園の場内が歓喜に包まれる一幕もあった。「拍手が起きたので、『勝ったのかな?』と思いました」と笑い、「WBCと同じ時に甲子園で試合ができるのも、何かの縁があるのかな」と話した。「将来は日の丸を背負ってやりたいというのがあるんですが、もっと技術面を磨いていかないと、そこにはいけない。こだわりながらやっていきたい」と向上心を見せていた。

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