◆第95回センバツ高校野球大会第5日▽2回戦 東海大菅生5―2城東(22日・甲子園)
東海大菅生の最速150キロ右腕・日当(ひなた)直喜投手(3年)が、8回からリリーフで登板。2回を無失点に抑え、ネット裏のNPBスカウトのスピードガンでは150キロを計時した。
打者9人に投じた27球は、全てストレートだった。力で押しまくり、被安打1、奪三振1、与四球2。「ストレートで抑えられなかったら、この上はない。もっともっと自分を成長させるために、変化球を使わないで抑えるピッチング術を課題にしました」と日当は振り返った。
センバツでの目標は「世代NO1」の称号を得ること。「負けたら『いいピッチャー』としか言われない。勝てるピッチャーは、なかなかいない。日本一になって、U―18やプロで活躍できる投手になりたい」と力強く話した。
【スカウト評】
ソフトバンク・宮田関東統括スカウト「ウチのガンでは150キロが出ていました。計り知れない伸びしろが満載です」
楽天・後関スカウト部長「馬力がある。将来性の投手。WBCでも大きくてパワーのある投手が出ていたし、期待できる選手です」
DeNA・河原スカウト部スカウティングディレクター「球の強さと、190センチの身長から投じる角度が魅力。これから、変化球を交えてどんな投球をするか楽しみ」