【センバツ】専大松戸・平野大地、初戦132球の熱投で常葉大菊川完封「完封したことがなかったのでうれしい」

スポーツ報知
132球の熱投で常葉大菊川を完封した専大松戸・平野大地(カメラ・岩崎 龍一)

◆第95回センバツ高校野球大会第5日 ▽2回戦 専大松戸3―0常葉大菊川(22日・甲子園)

 秋季関東大会準優勝の専大松戸と東海大会準優勝の常葉大菊川の強豪対決。専大松戸は最速151キロのプロ注目右腕・平野大地(3年)が先発。菊川のプロ注目捕手の鈴木叶は「4番・捕手」で出場した。

 平野は初回、自身の失策などで1死一、二塁のピンチを作ったが、後続を抑え切り抜けた。

 その裏、専大松戸は菊川先発の2年生左腕・久保綾哉を攻め、1死後の3連続四死球で満塁とすると、5番・太田遙斗(3年)が中前へ先制の2点適時打。さらに敵失で満塁とすると、広川陽大(3年)も押し出しの四球を選び3点目を奪った。

 平野は最速146キロの速球とスライダー、さらに冬に習得したフォークで菊川打線を翻弄。9回を投げ、132球の熱投。被安打7、奪三振6の完封勝利を飾った。

 専大松戸は春2度目の出場で念願の初勝利を挙げた。

 試合後、平野は「今まで完封したことがなかったのでうれしいし、学校も甲子園で勝ったことがなかったのでうれしいです。初回に点を取ってくれたことで自分の投球ができました」と笑顔を見せた。

 持丸修一監督は「打てなすぎました。ピッチャーが攻略できなかった。もう少し攻撃力をアップしたい」と反省点を述べた上で平野について「変化球が良かったので、前半は変化球、後半はストレートを多くすると自分たちで決めたみたいです。ストレートはもう少しキレが良くなればと本人も不満では。でも、今までピンチで打たれていたことを考えると、冷静に投げれたことは成長では」と評価していた。

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