【センバツ】彦根総合、初聖地は11K完封負け 春からヤクルト・村上ら指導の坂井宏安氏が校長兼総監督

スポーツ報知
マウンドに集まる彦根総合ナイン(カメラ・谷口 健二)

 ◆第95回センバツ高校野球大会第5日 ▽2回戦 光2―0彦根総合(22日・甲子園)

 春夏通して甲子園初出場の彦根総合は、11K完封負けで初戦敗退を喫した。

 右腕・勝田新一朗が7安打を浴びながらも6回2/3を無失点、その後をエース左腕・野下陽祐(ともに3年)が2失点(自責1)と粘ったが、打線が3安打と沈黙。北大津(滋賀)の監督として春夏通算6度の甲子園に出場し、21年4月から同校で指揮を執る宮崎監督は「初出場ですけど、得点できずに帰るのは出ていないのと一緒ですよ。そういう面では、1点でも取りたかった」と肩を落とした。

 相手右腕・升田早人(3年)に圧倒された。安打は3本、三振は11個。2年生の友利瑞熈遊撃手が2安打と気を吐いたが、主軸の3、4、5番だけで7Kと役割を果たせなかった。「大振りが目立ったので、基本に立ち返って昨日もバスター練習をさせたんですけど、戻りきれなかった」と指揮官。北大津での聖地初戦、ダルビッシュ有(東北)に10K完封負け(0―13)を喫した2004年夏と同様、苦いデビュー戦となった。

 「二度とこのような戦いをするようなチームでは甲子園出てはいけないなと。もっと粘り強く、最後まで諦めずにやっていきたい」と指揮官。4月から、最年少三冠王のヤクルト・村上らを九州学院高(熊本)時代に指導した、坂井宏安氏の校長兼総監督の就任が決定。「坂井さんにアドバイスを頂いて、本当の打撃のチームを作りたい」と、夏に向けて引き締めた。

 1年春からエースを務める野下は「自分がテンポ悪くて、ノーヒットでピンチにしてしまって申し訳ない。もう少し真っすぐを低めに抑えられていたら」と振り返り「甲子園は楽しかった。必ず戻ってきたい」と意気込んだ。

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