◆第95回センバツ高校野球大会第5日 ▽2回戦 専大松戸3―0常葉大菊川(22日・甲子園)
秋季関東大会準優勝の専大松戸と東海大会準優勝の常葉大菊川の強豪対決。専大松戸は最速151キロのプロ注目右腕・平野大地(3年)が先発。菊川のプロ注目捕手の鈴木叶は「4番・捕手」で出場した。
菊川は初回、平野の失策などで1死一、二塁のチャンスをつくったが、後続が抑えられた。
その裏、菊川先発の2年生左腕・久保綾哉が制球に苦しみ、1死後の3連続四死球で満塁とすると、5番・太田遙斗(3年)に中前へ先制の2点適時打を浴びた。さらに失策で満塁とされると、広川陽大(3年)にも押し出しの四球を選ばれ、3点目を失った。
久保は2回以降、無失点と立ち直っただけに立ち上がりの制球難が悔やまれる形となった。
打線は平野の最速146キロの速球とスライダー、さらに冬に習得したフォークの前に抑えられ、完封負け。10年ぶりの勝利はならず、静岡勢は3年連続の初戦敗退となった。