◆オープン戦 西武2―1阪神(21日・ベルーナドーム)
阪神は打線が1得点に封じられ、2連敗となった。岡田彰布監督は、22日の巨人戦(東京ドーム)に先発する西純を「9番・DH」でスタメン起用する“奇策”を敢行。10日後に迫る開幕をにらみ「バントさそと思ったんや」と狙いを明かしたが、3回2死無走者で打順がまわった。結局、右腕に打たさざるを得ず、投手強襲の内野安打。指揮官は「1人くらい(走者が)出ると思ったら、出えへんかったんや。打たせなしゃあないやん」と苦笑いした。
以下は岡田監督の試合後の主な一問一答
―西純を9番DHに
「バントさそと思ったんや。(走者が)出えへんかったんや(笑い)。明日は投げるけど、明日はほかのもんでDHを使いたいからな。1人ぐらい出ると思ったら、出えへんかったんや。ほな打たせなしゃあないやん」
―1打席で交代は、明日の登板のことも考えて
「そうそうそう。それでもう、帰らせたんや」
―西純の打撃はさすが
「まあなあ。どっちか(塁に)出てくれたらのお。ピッチャーでバントやったら、ちょうどええとこやったんやけど。うまいこといかんわな。それもヒット打ちよるからな(笑い)」
―もともと、西純は打撃がいい
「明日投げたら、今度はちょっとな、もう投げられへんから。明日(オープン戦の登板は)最後やんか。だから、ファームで投げた時も、ちょっとバントとかそういうのをやる予定にしてるけどな」
―他の投手も今後は打席にも
「(24日からオリックスとの3連戦となる)京セラからはな。明日は(セ・リーグの巨人戦で)ちょっとな、(DHで)打たせたいやつもおるし」
―先発の西勇(5回1安打無失点)は、前回登板後の監督の助言を受けてきっちりと抑えた
「良かったよ。今日は」
―配球の幅が広がったよう
「まあ、球数が少なかったけどな。5回でええわと思って。あとちょっとリリーフも、投げてなかったからな」
―村上は久しぶりの登板
「そうやねん。本当は、浜地もいくつもりだったんやけどな。まあ明日、投げなしゃあないやん」
―村上はずっと結果を出している
「内容は、ずっといいやろ。1イニングじゃなしに、長いのを投げられるからな。イニングを稼ぐというかな」
―村上はシーズン中も長いところを任せる存在に
「いや、だから(左肩の違和感で不透明な伊藤将の)1つ枠があるからな。もうちょっと見てからやな」
―伊藤将の状態は
「明日くらいに、ピッチングするかもわからんみたいに言うとったよ。まあちょっと、そのピッチングの様子を見てからやな」
―打線はいい投手が出てくると、なかなか簡単には打てない
「まあ、そんな打てんわな。どっかでどんどん打ていうてもな、まあそんな戦いになるよ。ピッチャーが元気な時に、ローテーションピッチャーが投げてな。向こうにしてもそうやし、今はそんなん違うか。打ち合いになった方が、どっちかというと困るもんな。ピッチャーは抑えてくれた方が安心するよ、はっきり言うて。それはどこのチームも、今の時期はピッチャーが抑えてくれたらな、そうなると思うよ」
―WBCは見た
「もうええやろ。今日は、記事ならんし。今日は書くアレないやろ」