北海道コンサドーレ札幌は21日、宮の沢でトレーニングを行った。前節・G大阪戦(18日、2△2)から2日間のオフを挟んで迎えた全体練習には、開幕前の沖縄キャンプ中に右太もも裏肉離れを負って離脱していたMFルーカスフェルナンデス(28)も完全合流。心肺機能に負荷もかけたミニゲームまでフルメニューを消化し、「長く離脱していた分、(練習後の)疲れも感じるけど、みんなとこうして無事に練習ができて最高の気分」と、待ち望んだ一歩に笑顔を見せた。
在籍5年目のシーズンへ、今年もキレキレの動きを見せていた2月3日、沖縄キャンプでの練習最終日、それも紅白戦のラストワンプレーでボールに足を伸ばした際に患部を負傷。3年連続の開幕スタメンを目前に無念の離脱を味わったが、一日も早く愛するチームの力となるため、リハビリ、別メニューを懸命に続けてきた。「ケガしたのは沖縄でのまさに最後のワンプレー。すごく残念だったけど、それもサッカーだから。これだけ長く離れていたので試合勘などのブランクもあると思うけど、できるだけ早くベストの状態に戻してチームに貢献できるように。ルヴァン杯の磐田戦(25日、ヤマハ)から? 最後は監督、チームが決めることだけど、その準備もしていけたら」。離脱中には、愛妻とその母の献身的なサポートにも救われてきた背番号7が、早期の実戦復帰も視野に、ここから札幌の攻撃をけん引しにいく。