【センバツ】敦賀気比との“宿敵対決”を制した大阪桐蔭 過去2回は勝った方が優勝の吉兆の白星をつかむ

スポーツ報知
敦賀気比に勝利し整列する大阪桐蔭(カメラ・馬場 秀則)

◆第95回センバツ高校野球大会第3日 ▽2回戦 大阪桐蔭3―1敦賀気比(20日・甲子園)

 史上初となる2度目のセンバツ連覇に挑む大阪桐蔭が吉兆の白星をつかんだ。3年連続出場の敦賀気比との接戦を制して2年連続の初戦突破。これでセンバツの初戦は12勝1敗。負けたのは2021年の1回戦で智弁学園(奈良)に6-8で敗れた一戦のみ。「センバツの初戦というのは何回やらせてもらってもうまく(チームを)導けなく…。子供達も初めてですし簡単には勝てないと覚悟して入りました。そのようなゲームになりました」。西谷浩一監督は優勝経験のある難敵との接戦を振り返った。

 ただ、この勝利で連覇に向けて前向きなデータが後押しすることになった。春夏の甲子園を通じて大阪桐蔭は敦賀気比に1勝1敗。2014年夏の準決勝(15ー9で大阪桐蔭が勝利)、2015年春の準決勝(11-0で敦賀気比が勝利)で、ともに勝ったチームがその大会を制している。

 過去2回とは異なり初戦での対戦だったが、強敵を倒して波に乗れる可能性はある。「今年はしっかり守って、守ってしぶとい野球をするしかない。まだまだ攻撃的に思い切ったことができませんでした。もっと鍛えて粘り強い野球をして、粘って、粘って大阪桐蔭の野球をしたいと思います」。相変わらずの謙虚さ全開の指揮官だが、難関を突破した常勝軍団に勢いがついたことは間違いなさそうだ。

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