常葉大菊川高野球部OBで日本ハムにドラフト5位で入団した奈良間が、センバツに出場する母校へ「優勝を目指してほしい」とエールを送った。
専大松戸戦を控えたナイン。ルーキーながらオープン戦で存在感を示した奈良間先輩が、後輩の夢舞台を楽しみにしていた。
ピンストライプ軍団の主将として、18年夏の静岡大会で22打数18安打、8割1分8厘で優勝へと導いた。甲子園初戦の益田東(島根)戦(8〇7)では、低めの球をすくい上げてセンター最深部にアーチを放り込んだ。静岡の高校野球界に「奈良間レベル」という猛打の代名詞となる造語が作られるほどの衝撃を与えた。
10年ぶり5度目のセンバツ出場に、冬のオフ期間には自ら母校を訪れ、平出主将に「思った事は同級生でもガツガツ言うべき」など主将の心得を伝授。自身が主将として出場した18年夏は、甲子園16強進出。後輩へは「上を目指してほしい。上というのは、自分たちの代を超えてほしい。初戦を勝つとかではなくて、優勝できるように頑張って」と躍動を期待した。
(森 智宏)