センバツ高校野球(甲子園)で21日に慶応(神奈川)との2回戦を控える仙台育英(宮城)は、山田脩也主将(3年)が18日の開会式で受けた声援を力にすると意気込みを語った。
拍手の大きさに、昨夏つかんだ日本一のすごさを実感した。18日の開会式で行われた、4年ぶりの出場36校全選手が参加した入場行進。仙台育英・山田主将は「(拍手は)聞こえていました。昨年の夏、3年生のおかげやチーム全体の力があったからこその日本一だったと思ったし、おめでとうという拍手だったのかな」と、グラウンドで感じた思いを口にした。
実は昨夏もリハーサルでは全員が行進したが、本番は急きょ主将のみに変更されていた。優勝した昨夏決勝以来、甲子園に足を踏み入れて「やっぱりすごく立派な球場だな、と感じました」と話し、夏春連覇が懸かる今大会に向けて「プレッシャーはあまり感じていない。いつも通り自分たちの野球がやれたらいい」と決意。勝利の記憶が強く残るこの場所で、まずは慶応を撃破する。(有吉 広紀)