【オリックス】野口智哉が1号初球先頭弾 中嶋監督「レギュラー取っちゃえ」

1回、右中間へ先制ソロを放ち、ベンチでナインに迎えられる野口智哉(カメラ・馬場 秀則) 
1回、右中間へ先制ソロを放ち、ベンチでナインに迎えられる野口智哉(カメラ・馬場 秀則) 

◆オープン戦 広島5―5オリックス(19日・マツダスタジアム)

 オリックス・中嶋監督の目は本気だった。開幕スタメンへ、猛アピールを続ける2年目・野口について「もう(レギュラーを)取っちゃえばいいじゃないですか。中堅でも、遊撃でも」とキッパリ。今後に向けた質問にも食い気味に「取っちゃえばいいじゃないですか」と繰り返した。

 低調な中堅・福田、遊撃・紅林らレギュラー陣から定位置を奪う勢いだ。「1番・遊撃」で出場すると、初回に広島・九里の初球真っすぐを捉え、右中間へ1号の先頭打者弾。3回には中前にはじき返した。3戦連続安打で、打率3割6分8厘(19打数7安打)と好調。6回から中堅を守る万能ぶりで「開幕スタメンに名前があることが目標」と力強かった。

 打線は1点差に迫った9回2死二、三塁で小田が一時逆転の2点打を放つなど、サブ組が活躍した。「去年のメンバーで安泰はない」と指揮官。その筆頭格の若武者が日本一軍団を活性化させている。(小松 真也)

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