◆オープン戦 巨人0―4日本ハム(19日・東京ドーム)
シーズンへ視界良好だ。グリフィンが先発し、初の東京Dで5回3安打1失点(自責0)。開幕投手最有力候補だった菅野が前日18日に右肘の張りで緊急降板した中、候補の一人として好投。「情熱的なファンがいる中で投げられたのはすごく良かった」と振り返った。
「試合前のブルペンの出来が良くなかった」というが、全球種がさえた。初球ストライク率は約79%と安定した制球力を披露。4回2死三塁では、上川畑をカーブで三振に斬った。計70球。降板後も追加で投球練習を行い、2週間を切る開幕へ体を整えた。
ビーディや戸郷とともに開幕投手候補で、原監督は「『候補』と言われるなら否定はしない(笑い)。候補だから」と説明した。「監督が言ったところで合わせて、しっかり投げたい」という左腕は自ら「開幕投手は菅野であるべき。自分もけがをした立場から考えると、仮に彼じゃない場合、どういうふうな気持ちになるか分かる」と思いを口にした。(田中 哲)