J2藤枝 MF横山暁之 ”古巣”東京Vに敗戦も「数えられないほどの楽しさがあった」

スポーツ報知
「憧れのクラブ」との対戦を果たした藤枝MF横山(左)

 J2藤枝MYFCは19日、東京Vに0―5で大敗。開幕2連勝から3連敗を喫したがMF横山暁之(25)は「常に憧れのクラブ」とする“古巣”との一戦での収穫を口にした。

 試合の序盤には、左サイドをドリブルで何度も切り込む横山の姿があった。東京Vジュニアユース、ユース出身、自身の技術力の高さを磨いた原点でもある。敗戦には悔しい表情を浮かべた後に古巣との対戦に「楽しかった。(東京Vのサポーターとして)自分が何度もゴール裏で口にしたチャントが聞こえて、数えられないほどの楽しさがあった。僕が応援されているわけではないとはわかっているんですけど」と照れ笑い。だが、「ただピッチに立っている22人の中では、自分が圧倒的の存在にならないといけない」と表情を一変させた。

 先制点を許し計5失点。チームの改善点がはっきりと見えた。「先に失点してしまうとこのような展開にもなってしまうので、立ち上がりが課題。そして、(劣勢で戦い方が変わる中で)平常心で戦うことも非常に大切なことだと思う」と口にした。イレブンの根源である“超攻撃的サッカー”に磨きをかけていく。「僕らのサッカーが駄目というわけでもなくて、(チームが掲げる超攻撃的サッカーも)まだ完成していないので、理想型を追い求める過程として次の一戦に臨みたい」と成長への糧にする。次節、26日に山口戦が控えるが、その先にある9月24日の“古巣”との再戦へ、また一回り二回りと大きくなる横山がいるはずだ。(伊藤 明日香)

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