小結・大栄翔が1敗守り1差でトップにピタリ 阿炎を押し出し 同部屋の遠藤も2敗で「ムードがいい」

スポーツ報知
大栄翔(左)が押し出しで阿炎を下す (カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲 ▽春場所8日目(19日・エディオンアリーナ大阪)

 小結・大栄翔(追手風)が東前頭2枚目の阿炎(錣山)を退け、1敗を守った。相手のもろ手を下からあてがってしのいで反撃。最後は押し出した。「立ち合いで当たり負けないことと、先に攻めることが突き押し(得意)同士は大事」と納得の表情だった。

 7日目は小結・若元春(荒汐)を土俵際に追い込むも突き落とされ、初黒星を喫した。「昨日は急いで勝手に自爆したようなもの。しっかり反省してできたのでよかった」と映像を見て修正した。「きょうは落ちついて相手をよく見て攻められた。こういう相撲が良い」と胸を張った。

 取組前には同部屋の東前頭6枚目・遠藤が同4枚目・阿武咲(阿武松)を寄り切って2敗を守った。また同13枚目の大翔鵬も5勝目をあげ「勝ちが先行していてムードがいい。自信をもってやれている」と部屋の明るい雰囲気を力にしている。

 埼玉栄高の後輩で仲の良い大関・貴景勝(常盤山)が無念の途中休場。「自分は何も言えない。思いを背負うとかはないけれど、頑張りたい」と大栄翔。全勝でトップの翠富士(伊勢ケ浜)を1差で追うが「優勝はしたいけど、まだ半分あるので一日一番でやっていきたい」と気合を入れ直した。

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