◆オープン戦 広島5―5オリックス(19日・マツダスタジアム)
広島はリリーフ陣が崩れて終盤に3点差を逆転されたが、9回に途中出場の松山竜平外野手のタイムリーで同点に追い付き、ドローに持ち込んだ。先発の九里亜蓮投手はオープン戦では異例の111球の力投で7回1失点。新井監督は試合後、チーム最年長ベテランの打撃を評価するとともに、九里がマツダ開幕の4月4日の阪神戦に先発すると明言した。
以下、新井監督の試合後の主な一問一答。
―九里が好投
「ナイスピッチング。しっかりとストライク先行していましたし。いいピッチングだったと思います」
―111球を投げた
「6イニングの予定だったけど『もう1イニング追加してください』ということだった。本人も手応えを感じているんじゃないの」
―初回先頭打者本塁打、四球という立ち上がりだった
「元々、彼は粘り強いピッチング(が持ち味)だから。先頭打者の初球ホームランは置いておいて、彼のいいところでもある、バッターに向かっていく投球がイニングを重ねるごとにだんだん良くなっていった」
―九里は開幕まで残り1登板ある
「次はウエスタンで投げてもらって、開幕を迎える。(シーズン初登板は)『マツダ開幕』と言っているから。もう伝えてあるからから。『マツダの開幕は任せたぞ』と言ってある」
―18日から1軍合流した松山が9回に同点打。2試合連続安打で今日は2打点
「さすが松山さんですね。しっかりと調整してくれていたのが昨日、今日で分かりました。さすが松山さんです」
―救援陣は8回にケムナが1失点、9回に中崎が3失点と精彩を欠いた
「そうよね。うーん。まあケムナにしてもよく1点に抑えたんじゃないかなと。ザキ(中崎)にしても、今まで抑えて結果を出してくれている。今日は点を取られたけど、それでどうというのはないし、(オープン戦は)あと5試合ある。最後までブルペンは競争してもらうし、開幕してからも競争だからと思っているから、きょう1日で判断することはない。また次の登板を見たいと思う」
―前日3三振のデビッドソンがオープン戦初のマルチ安打を放った
「やっぱり今日の練習を見ても、センター中心に打ち返していた。今日のヒットっていうのはすごく良かったと思いますね。(中堅への)打球方向も良かったですよね」
―塁上での『ゴマすり』パフォーマンスについて
「いいじゃないですか。たくさんすってもらいたいですね。たくさんゴマをすってもらいたい。ヒットを打つってことだから」