春夏通算4度の優勝経験を誇る智弁和歌山は英明(香川)に敗れ、9年ぶりの初戦敗退となった。
7回を除いて毎回の11安打も、再三の好機を生かせず13残塁。2点を追う8回は1死一、二塁から8番・清水風太(3年)のタイムリーで1点差に迫るも、なおも1死満塁の好機で1番・多田羅浩大(3年)、2番・浜口凌輔(3年)が倒れ、同点とはならず。9回も先頭の3番・青山達史(3年)が二塁打を放つも、後続が倒れてゲームセット。昨夏に続き、初戦で姿を消した。
中谷仁監督は、「1本出ればゲーム展開は違ったということになるけれども、しかしこれが今の私たちの実力だというふうに受け止めるしかありません。(相手先発・下村投手に対して)対戦が決まった時から対策は立ててきたんだけれども、それを上回るピッチングをされました。さらにその後、継投で出てきたピッチャーたちに対しては1球1球、絶対に抑えてやるんだと気迫を感じました。我々の打者がそれに立ち向かっていけなかったということです」と脱帽した。