◆オープン戦 広島5―5オリックス(19日・マツダスタジアム)
広島の新井貴浩監督が本拠開幕戦となる4月4日の阪神戦の先発に九里亜蓮投手を指名したと明言した。7回3安打1失点の好投を見せた右腕に対し「いいピッチングだったね。『マツダの開幕は任せたぞ』と伝えてある」と指揮官。マツダ開場以来の通算500勝に王手をかけ、指揮官にとっても大事な本拠初戦となる一戦のマウンドを託した。
九里は初回、野口に先頭初球本塁打を浴びたが、その後はストライク先行の投球で追加点を与えず、4回以降は無安打投球。6回を投げ終えて90球だったが、7回も志願の続投でオープン戦では異例の111球の力投。本拠開幕戦に向けて「週の頭は勝つ勝たないでチームの勢いも違ってくる。しっかりと意気に感じて、チームの勝ちにつながるような投球ができるように」と意気込んだ。
すでに大瀬良大地投手が3月31日のヤクルト戦(神宮)で5年連続の開幕投手を務めることが決まっている。その他、床田寛樹投手、遠藤淳志投手が開幕ローテに内定している。