【女子野球】巨人女子の沢田、センバツ1回戦突破の弟に「良かった」

決勝の平成国際大戦に2番手で登板した、巨人の沢田百華(カメラ・軍司 敦史)
決勝の平成国際大戦に2番手で登板した、巨人の沢田百華(カメラ・軍司 敦史)

◆第10回女子硬式野球沖縄大会最終日 ▽決勝 巨人8―2平成国際大(19日、ONNA赤間ボール・パーク)

 今季から本格的に活動する巨人の女子チームが19日、初の公式戦として出場した沖縄のローカル大会「第10回沖縄大会」で優勝した。

 作新学院(栃木)を卒業したばかりの右腕・沢田百華(18)は、6回から2番手で登板し打者2人を無安打に抑えた。巨人のユニホームでの公式戦デビューに「少し緊張しました」と振り返った。

 この日、甲子園で行われたセンバツ高校野球1回戦では母校が大分商を破り2回戦に進出した。1つ下の弟・沢田秀翔(3年)も出場し1安打1得点と勝利に貢献。ほぼ同時に行われた試合に「試合中は意識しませんでしたが気になっていて。さっき友達から勝ったよと連絡があって、良かったです」と姉は笑顔を見せた。

 小学2年の時に弟と同時に野球を始め、栃木ボーイズ、作新学院では同じユニホームでプレー。高校時代は学校で一緒に練習することもあったそうで「弟から刺激をたくさん受けている」という存在だ。

 姉は昨年の巨人のトライアウトでは109人の中から16人の2期メンバーに選ばれ、大先輩・江川卓さんが付けた背番号30でマウンドを任される。弟と進路について話すことはないが、いつか同じ巨人のユニホームでプレーできればと少しだけ期待を持っている。記念すべき1日となったきょうだい。今日はメールでなくて電話で声を聞きたいと話した。

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