オートレーサーの森且行(49)=川口・25期=が19日、愛知県常滑市のボートレースとこなめで、トークショーを行った。
森は17日に、4月6日開幕の川口オートレース普通開催での復帰が発表されたばかり。「奮い立たせてくれたのは仲間の存在も大きかったし、先生方の熱意がすごくて『ここまで治したんだから、絶対復帰できる』と。先生たちにも復帰した姿を絶対見せたいという気持ちが強くて頑張りました」と熱い思いを話した。
トークショーでは「トレーニングは午前中に済ます。それはボートレースをやりたいため」と話した森。自身の復帰に関しては「本当は2月19日(自身の誕生日)の開催に復帰したかった。その目標で行ったんですけど、頑張りすぎたのか、疲れとストレスで帯状疱疹になってしまった。右足の太ももに全部出てズボンもはけない状態が10日間も続いたんです。それで練習参加を2節休んでしまい、遅れてしまった」と明かした。
21年1月の事故から一歩一歩進んできた。ここまでの道のりについて、「結構大変でした。心境の変化があって、乗る前や練習参加する前は、ファンの皆さんの前で復帰戦は『ぶっちぎって、1着でゴールします』ってデカイ口をたたきましたけど、練習参加を重ねるにつれて『うーん』ってなってきてしまって…。それでも何とか復帰だけすれば、いつかチャンスは来るじゃないですか。ちょっとぎりぎりな感じもあるんですけど、復帰だけはしようと思って」。
4月6日の実戦復帰まであと20日足らず。もう1節、練習参加する予定で、「そこで最終的に追い込んでいって、6周きっちり走れるようにして出たい。ただ、練習参加は模擬レースができない。復帰戦がぶっつけになる。そこだけが不安なんですけど、何とか頑張ってみたいと思っています。僕の場合、これまで怖いと思ったことは一度もない。今回も怖いという感じがしない。メンタル的には大丈夫だと思います」と意気込んだ。