朝乃山が勝ち越し王手 念願の“準地元化粧まわし”で土俵入り「今年は十両で帰って来られましたので」

スポーツ報知
十両土俵入りで大阪後援会の化粧まわしを締めた朝乃山

◆大相撲 ▽春場所8日目(19日・エディオンアリーナ大阪)

  東十両筆頭・朝乃山(高砂)は、十両・欧勝馬(鳴戸)をはたき込みで下し、7勝目。再入幕が確実となる勝ち越しに王手を掛けた。若手有望株を相手に完勝し、「当たって、相手を見ながら突いてくるのも見えていましたので、突きながら対応して、バランスが崩れたところを前に攻め込んでいるからこそ、はたきが決まったと思います」とうなずいた。

 この日の土俵入りからは大阪後援会の化粧まわしを着用した。2021年3月に贈呈され、この日が初披露となった。水色の下地に、近大時代を4年間過ごした大阪のシンボル「大阪城」がデザインされたもの。朝乃山は「地方場所もなくて、自分自身も不祥事を起こしてしまいましたので、今年は十両で帰って来られましたので、土俵入りで中日から着けようと考えていました」と説明した。

 東十両筆頭の今場所は、勝ち越せば再入幕がほぼ確実。今場所の十両優勝争いでは1敗でトップに並んでいる。好調の元大関は「今日みたいな相撲、自分から圧力を掛ける前に出る相撲を取っていきたいです」と力を込めた。

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