【センバツ】作新学院、混乱の中でも冷静にアピールアウト　マウンドの磯「アピールしようと、セカンドの中島が」

◆第９５回センバツ高校野球大会第２日　▽２回戦　作新学院８―６大分商（１９日・甲子園）

　最後のアウトをアピールアウトで取った作新学院は、混乱した状況でも冷静だった。

　１度は二塁塁審がアウトをコールし、試合終了。しかし、審判団の協議の末、試合は再開された。この際、審判団からの説明はなかったが、マウンドに立っていた磯圭太（３年）は「ホッとしたんですけど、監督が『まだ試合は終わってないぞ』と。ベンチでは内野手で話をして、アピールしようと、セカンドの中島が」と説明した。

　遊撃に入っていた上野飛馬（３年）は、最後の打球が左飛だったため、カットプレーで二塁ベースを離れていた。再開後に投手からボールを受け取りベースを踏んだが「中島がベース踏めって。よく分かってなかった」と振り返った。実際にベースを踏んだ後、一塁走者を指さしてアピールしたのは二塁手の中島紀明（３年）だった。