◆第95回センバツ高校野球大会第2日 ▽2回戦 作新学院8―6大分商(19日・甲子園)
3年ぶり7度目出場の大分商は作新学院(栃木)に敗れ、26年ぶりの白星を逃した。初出場の32年以来、91年ぶり2度目の初戦敗退となった。
0―4の4回、無死一、三塁で6番・丸尾櫂人(3年)の内野ゴロの間に1点を返すと、6回には無死満塁から5番・江口飛勇(3年)の中前適時打で2点差まで追い上げた。6回に1点を奪われたが、7回無死一、二塁から2番・豊田顕(3年)、続く大道蓮(3年)の連続適時打で2点を返して1点差に迫ったものの、その裏、2番手・飯田凛琥(3年)が作新学院打線につかまり3失点。9回には2点を返す粘りを見せた。
那賀誠監督は、作新学院に「さすがの集中打、好球必打を食い止めることができなかった」と相手打線の強さを認めつつ、「打線は秋からの成長が出ていた。打撃力不足を甲子園の舞台で成果として出せて良かった。攻撃面で2回の満塁のチャンスで追加点を取れなかった。勝負根性を夏に向けて鍛えていきたい」と選手の成長に期待した。