ニュージーランド(NZ)で日本生まれのサイアーが存在感を示している。18日にトレンサム競馬場で行われたニュージーランドオークス・G1(芝2400メートル)は、サトノアラジン産駒のペニーウェカ(牝3歳、ジム・ウォレス厩舎)がライアン・エリオット騎手を背に3馬身差で制した。勝ち時計は2分31秒18。
NZ競馬公式サイトの「LOVERACING.NZ」では、「リッチヒルスタッドのシャトル種牡馬であるサトノ アラジンにとっては、2頭目のグループ1ウィナーとなった」と紹介。先週の11日には、同じ産駒のトウキョウタイクーン(セン2歳、マーク・ウォーカー厩舎)がシステマS・G1(プケコヘパーク競馬場・芝1200メートル)でニュージーランドG1初制覇を飾ったばかり。2週連続のG1制覇で南半球では注目が高まりつつある。
サトノアラジン(父ディープインパクト)は現役時代に2017年安田記念など重賞3勝を挙げたマイラー。2018年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。ファーストクロップは現4歳世代だが、国内では重賞タイトルに手が届いていない。2018年からシャトルで供用されていたニュージーランドでは初年度から重賞ホースを送り込んでいる。同馬は今年からけい養先をブリーダーズ・スタリオン・ステーション(北海道日高町)に移動。種付け料は100万円に設定されている。
Pennyweka proves way too good in the Gr.1 Al Basti Equiworld Dubai New Zealand Oaks for her enormous ownership group! An amazing thrill for all involved as Ryan Elliot continues his Group 1 winning form and a great training effort by Jim Wallace! 🥳 😍 pic.twitter.com/bO5XrVuRJX
— LOVERACING.NZ (@LOVERACINGNZ) March 18, 2023