第95回センバツ高校野球大会が18日、甲子園で開幕し、4年ぶり全出場校の選手が参加した。10年ぶり5度目の出場の常葉大菊川は、プラカードを持つ川淵咲奈(らな)マネジャー(3年)が先導役を担いナインは堂々と行進。平出奏翔主将(3年)は「めちゃくちゃいい場所で、お客さんも入ってびっくりした印象が強い」と盛大な拍手を心地良く浴びながら「(行進の出来は)100点満点」と話した。
開会式後は、開幕戦を5回まで観戦。石岡諒哉監督(33)は「(開幕)試合を見て、より一層これでスイッチが入ると思う」と強調。プロ注目の4番・鈴木叶(きょう)捕手(3年)は「こういう舞台で勝ちにこだわってやりたい」と決戦を心待ちにしていた。
初戦(2回戦)の専大松戸(千葉)戦(22日大会第5日、午前11時半開始予定)に向けて平出主将は「全員で倒しに行く。その一戦に全員で懸けたい」と燃えていた。