◆新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2023」大会 ▽8人タッグマッチ30分1本勝負 〇石井智宏、矢野通、リオ・ラッシュ、YOH(9分30秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)内藤哲也、鷹木信悟、高橋ヒロム、BUSHI●(18日、静岡・アクトシティ浜松、観衆1101人)
第5試合の8人タッグマッチに出場した内藤哲也が試合後、17日の東京・後楽園ホール大会での自身との試合後、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)を電撃脱退したSANADAへの思いを初めて語った。
前夜の「NEW JAPAN CUP」準々決勝でSANADAの変型DDTの前に敗れ、KO状態に。試合後のリング上でのSANADAのLIJ脱退宣言とJust 5Guys電撃加入も倒れ伏したまま聞き、無言のまま会場を後にしていた内藤。
この日の8人タッグも当初はSANADAも含めたLIJ4人での試合が予定されていたが、電撃脱退で顔ぶれは当日変更。鷹木信悟、高橋ヒロム、BUSHIと組んでの石井智宏、矢野通、リオ・ラッシュ、YOH組との対戦となった。
試合後のバックステージで内藤は初めてSANADAについて、「昨日のNJC準々決勝、俺はSANADAに負けたよ。あまり変化は感じなかったけど、でも、最後の技は強烈だったぜ」と振り返ると、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンっていうユニットは、入ることは難しいけど、出ることは簡単。だって、俺は出たいという人間を引き止めるということはしないから」ときっぱり。
「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンから離れることを決めたSANADA。別にいいんじゃない? 好きにすればいいよ」と突き放すと、「でも、SANADAが言っていた『もう倒したから内藤と一緒にいる意味はない』って言葉には、ちょっと疑問かな? だって、彼はNJC1回戦で倒したタイチのユニットに参加するんでしょ? 内藤は倒したからもう一緒には闘わない。でも、タイチは倒したけど、これから一緒に闘う。ちょっと矛盾してない?」と疑問を呈した。
その上で「もし、SANADAが内藤と同じユニットじゃトップに立てないって思っているんだったら、もう、これからずっと3番手、4番手なんじゃない? だって、鷹木信悟って男を見てみろよ。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに合流して以降、ずっとタイトル戦線に絡んでるよ」と鷹木の名前を挙げ言及。
「俺が思うに輝ける人間っていうのはどこに行っても輝ける。輝けない人間はどこに行っても輝けない。俺はそう思うぜ。カブロン(愚か者)!」と結論づけていた。