神戸 大卒ルーキー泉柊椰 リーグ初先発で初ゴール“三笘超え”リーグ5戦目「結果を残せて良かった」

スポーツ報知
前半、先制ゴールを決め抱きつかれる神戸・泉(中央右)

◆明治安田生命J1リーグ▽第5節 神戸1―0鳥栖(18日・駅前不動産スタジアム)

 神戸はびわこ成蹊スポーツ大から加入し、リーグ戦初先発したMF泉柊椰(とうや、22)の公式戦初ゴールが決勝点となり、敵地で鳥栖に1―0で勝利。首位の座を守った。

 大卒ルーキー泉の“三笘超え弾”で、神戸が接戦を制した。前半22分、左サイドでボールを受けると中央に切れ込みペナルティーエリア外から右足を強振。ボールは放物線を描きゴール右上に吸い込まれた。目標とする日本代表MF三笘薫(25)=ブライトン=より2試合早いリーグ5戦目での初得点。「今日は勝負だなと思っていた。スタメン争いに絡んでいかないといけないと焦りもあったので、結果を残せて良かった」と胸をなで下ろした。

 この日がリーグ戦初先発。吉田孝行監督(46)は「やってやろうとギラギラしている選手を使おうと思っていた」と抜てきの意図を明かした。期待に応えた新人の先制ゴールが決勝点となり、チームは首位をキープ。4節連続で位置を守ったのは2017年に並ぶクラブ最長記録だ。

 下部組織出身で、ユースからトップチームに昇格できなかった悔しさを糧に大学でドリブラーとして開花した。今季の目標に掲げるのは、三笘がプロ1年目に記録した「13ゴール12アシスト」。出だしは順調だが「(5戦目は)自分は全然遅いと思っていた。これまで決定機もたくさんあったので。これからです」と泉。浮かれる様子はみじんも見せなかった。(種村 亮)

 ◆泉 柊椰(いずみ・とうや)2000年12月2日、大阪・八尾市生まれ。22歳。八尾太陽リンクスSC、柏田SC、神戸U―18、びわこ成蹊スポーツ大を経て、大学3年時の21年10月に23年シーズンからの神戸加入が内定。174センチ、62キロ。利き足は右。

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