大谷翔平は小学3年生で150キロ挑戦!地元バッティングセンターオーナー「当時は特別目立っていなかった」

スポーツ報知
大谷翔平が使用していた「左打席(4)」を指さす小林長男さん

 現在開催中のWBCで、投打にわたる活躍を続ける大谷翔平投手(28)が小中学校時に通っていた、岩手・奥州市内の「前沢バッティングセンター」のオーナー・小林長男(おさお)さん(73)が、18日までにスポーツ報知の取材に応じ、日本時間21日のメキシコ戦を控える大谷に向け「チームを第一に考える姿が素晴らしい。準決勝、決勝で1本ずつホームランを打ってください」と激励のメッセージを送った。

 小学3年生から「水沢リトルリーグ」に所属していた大谷は、休日の練習後に車で約15分かけ、チームメートとバッティングセンターを訪問。小林さんは「当時は特別目立っていたわけではなかったよ。お兄ちゃんの龍太君の方が目立ちたがりでバッティングも光るものがあったように思えたし、大谷君はとにかくおとなしい少年のイメージが残っています」と懐かしんだ。

 ただ、才能の片りんは当時から見せていた。大谷がいつも利用していたのは、センター内で最速の150キロの球を打てる「左打席(4)」。100円で11球、1球ごとに120~150キロまで球速を選べる。「この打席は、ランダムに速度を変えられる『実戦』も選択できる。野球少年にとって勉強になると思って取り入れたんです。『大谷君が使っていたから』と来店する子も多い」と大人気のケージだという。

 創業46年目の当店がメディアで紹介されると、大谷ファンから「タオルの忘れ物でもいいから残っていませんか。欲しいです」と直接お願いされることもあるという。「でも写真すら撮ってないし、サインもない。こんなことになるなら、もらっておきたかったよ」と小林さんは苦笑する。

 WBCは全試合、テレビ観戦している小林さん。「皆には見えないところで相当なトレーニングをやっているんだと思う。日本全体が大谷のファン。世界一になって、すてきな思い出をつくってください」と笑顔で語った。(坂口 愛澄)

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