侍ジャパンのRソックス・吉田正尚外野手(29)がWBCの1大会最多打点記録の更新に挑む。現在の記録はヤクルトなどで活躍した17年バレンティン(オランダ)の12打点で、あと2打点。17日(日本時間18日)は米マイアミで自主練習に参加してキャッチボールなどで体を動かし、「本当に負けられない戦いがあと2試合あるので、情報を得て、しっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。
絶好調の「マッチョマン」はここまで全5試合に出場し10打点。すでに日本人最多の09年多村(横浜)の9打点を抜いた。15打数6安打、1本塁打で打率4割。16日の準々決勝イタリア戦(東京D)では村上に代わり4番も務め、1大会3度の勝利打点は日本人最多だ。
野手では唯一、自主練習に参加。「日を浴びて少し外で。昼寝しないように、夜しっかり寝れるようにと思って」と、自ら考え行動している。フロリダ州は2月末まで参加していたRソックスのキャンプ地で、約2週間ぶりに戻ってきた。「球場の雰囲気も変わると思う。試合に勝つことが一番。なんとか優勝を目指して頑張っていきたい」。メジャー挑戦1年目で異例のWBC出場。「夢」と表現した舞台でナンバー1の称号と、世界一をつかむ。