B1富山が10連敗「ディフェンスは確認ミスが多かった」

スポーツ報知
10連敗を喫して肩を落とす富山の選手たち

◆プロバスケットボールB1リーグ・第25節 滋賀96-87富山(18日、富山市総合体育館)

 中地区7位の富山グラウジーズは、87-96で西地区8位の滋賀レイクスに敗れ、10連敗を喫した。残留争いをする相手に直接対決で敗れて、選手たちは意気消沈。2月12日以来のホーム戦で3681人の観客が訪れ、この日からマスク着用での声出し応援も解禁されたが、応えることは出来なかった。高岡大輔HC代行は「ウォーミングアップの時から、たくさんの応援をいただいて力になりました。みなさんが喜ぶ顔を見せられず、悔しい思いです。明日はしっかりとリベンジしたい」と前を向いた。

 勝負所でのミスが痛かった。特に前半は守備の遅れが目立ち、相手にフリーで3点シュートを決められる場面が連発。「ディフェンスの単純な確認ミスが多かった」と指揮官。第2クォーター(Q)はシュート、パスミスが続いて失速し、第3Qには最大18点のビハインドを背負った。第4Qは粘り強いディフェンスをきっかけに、78-79まで追い上げたが、スモールフォワードの小野龍猛(35)が攻守でミスを重ねて大ブレーキ。試合の流れを取り戻すことは出来なかった。

 ベテラン選手が精彩を欠く中、日本人の若手選手と新加入の外国籍選手2人が奮闘した。1月末に加入したスモールフォワード、ノヴァー・ガドソン(33)が両チームトップの29得点、3アシストをマークすれば、3月3日に加入が発表さればかりのスモールフォワード/パワーフォワードのマイルズ・ヘソン(32)は22得点、3アシストをマーク。今季加入のシューティングガード、野崎由之(23)も攻守で気迫のプレーを見せた。高岡HC代行は「やっとチームに馴染んできた部分はある。オフェンスに強いラインナップ、ディフェンスに強いラインナップと、試合の中でハマる瞬間はあった」と振り返った。

 B1残留に向け、19日の滋賀との第2戦は、決して負けられない試合となる。「いつもと違って、プレッシャーがあったが、試合を楽しめば勢いにつながると思っていた。明日は下を向かず、いいイメージで試合に入りたい」と野崎。気持ちを切り替えて挑むしかない。(中田 康博)

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