ラグビー・リーグワン 横浜は雨の中での惜敗で4位後退 PO進出へカギは…沢木監督「プレッシャーと向き合うマインド」

後半、東京ベイSH谷口和洋のタックルを浴びる横浜SHファフ・デクラーク(カメラ・佐々木 清勝)
後半、東京ベイSH谷口和洋のタックルを浴びる横浜SHファフ・デクラーク(カメラ・佐々木 清勝)

◆ラグビー ▽リーグワン第12節第2日 東京ベイ 15(5―0、10―5)5 横浜(18日、東京・江戸川区陸上競技場)

 横浜(旧キヤノン)がリーグ2位の東京ベイ(旧クボタ)との接戦をものにできず、今季3敗目(7勝1分け)を喫し、17日の花園戦で大勝した東京SGに抜かれ、3位から4位に後退した。沢木敬介監督は「こういう天候でボールを動かすのは難しかった。ただ、前半も後半もミスがスコアに直結し、こういう展開になってしまった」と冷静に敗因を分析した。元日本代表SO田村優も「先に点数を取れなかったのが、全てだと思う」と反省を口にした。

 試合前から降り続く雨の影響でピッチ上は水しぶきが上がる。手元、足元が滑る難条件下で序盤は我慢する両者がにらみ合った。横浜は何度も自陣ゴール前で東京ベイの攻撃を防御。だが、迎えた38分。約22メートルのラインアウトからモールで押し込まれ、東京ベイに先制点を許した。

 雨は降りやまず両者ともにハンドリングエラーなどミスが相次いだ。そんな中、後半も先に得点された。12分、自陣ゴール前のピンチでラインアウトからボールを一度キャッチしたが、自チーム選手の体に当てるミスがあり、こぼれた球を東京ベイのロックのルアン・ボタに拾われ、トライ。ゴールも決められ、その差は開いた。横浜は37分にNO8シオネ・ハラシリが意地のトライを決めたが、ここで終戦。厳しい局面での我慢比べで相手に及ばなかった。

 昨季はレギュラーシーズン終盤戦で足踏みし、6位で上位4チームによるプレーオフ(PO)進出を逃している。今季は5月のPOへ“圏内”にはいるものの、ここからが正念場。沢木監督は「プレッシャーに向き合うマインド」の必要性を説き「まだ下を向く必要がない。次に生かせばいい。次に向けて、ターゲットに対してハングリーにやっていく」とチームに成長を促した。

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