昭和以降初の横綱、大関不在の異常事態に八角理事長危機感あらわ「親方衆が頑張って育てないと」

スポーツ報知
日本相撲協会・八角理事長

◆大相撲 ▽春場所7日目(18日・エディオンアリーナ大阪)

 昭和以降では初となる横綱、大関不在の異常事態に、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は危機感をあらわにした。

 綱取りに挑んだ大関・貴景勝(常盤山)の休場については「しっかりけがを治して次の場所に万全の体勢で出てくるようにしてほしいですよね。けがというのはどうしようもないこと」と語った。一方で「その中で勝っていく努力をしないといけない。横綱はもっとプレッシャーがかかるわけですから」と注文も。「精神的にしっかりしている大関ですから、期待してますよ。責任感もあるでしょうし」と出直しに期待した。

 看板力士が土俵からいなくなったことに話しが及ぶと、協会トップは「親方衆が頑張って横綱、大関を育てないとだめ」と危機感を募らせた。数年先の話か、と問われると「すぐです。三役は大関に一番近い」と奮起を促した。指導法についても「巡業に行けば、いろいろな親方衆が指導できるわけなので。みんなで育てること。それが伝統できているわけです」と説いていた。

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