対戦型パズルゲームのセガ公式eスポーツ大会「ぷよぷよランキングプロ選抜大会 SEASON5」が18日、都内で開催された。競技会などで好成績を収めた一般選手14人がトーナメントを戦い、優勝したちゃるめらー選手と準優勝のなしー選手にJeSU(日本eスポーツ連合)が公認するプロライセンス発行の権利が与えられた。2人のプロ誕生で、ぷよぷよのプロ選手は40人目となる。
ちゃるめらー選手は兵庫県出身の21歳。選抜大会初挑戦でプロ切符をつかんだ。「人目につかないところでもとにかく練習を重ねていたので、努力の結果が実ってよかった」とホッとした表情。「練習でよく負けてしまう苦手な選手もいましたが、あきらめずにやれてよかった」とライセンス権を得た喜びをかみしめた。「ぷよぷよの魅力は、同じ色の組み合わせでもプレイする人によって盤面の形が変わること。僕は連鎖を出せる『ちぎらないぷよ』を得意にしているので、道中の過程を見てほしいです」と話した。
なしー選手は神奈川県出身の23歳。3回目のチャレンジで念願のプロにたどり着いた。「プロを目指して6~7年、ずっと練習してきた。ようやく結果がでてうれしい」と満面の笑顔。「今回はレベルの高い大会でしたが、萎縮せず、ビビらずにできました」と過去の経験を生かして勝ち進んだ。「やり込めばやり込むほど発見があるのが『ぷよぷよ』の面白いところ。大連鎖だけではなく、2連鎖の強さが理解できたりすると楽しくなる」とゲームの魅力を語る。「負けることが好きじゃないので、どんなシチュエーションでも勝ち進める選手になりたい。目標とするプロは、笑顔が素敵なSAKI選手です」とほほ笑んだ。
来年度にSEASON6を迎える『ぷよぷよeスポーツ』の主なプロ公式大会は、年4回行われる「チャンピオンシップ」と年度末に行われる年間王者決定戦「ファイナルズ」。各大会の優勝者には賞金100万円が贈られる。ちゃるめらー選手は「本気でガチガチに勝っていきたい」と闘志をむき出しにしていた。