【センバツ】“ダルビッシュ2世”東北のハッブス大起は5回途中2失点「野球の神様が『夏、帰ってこい』と」

5回途中でマウンドを降りる東北・ハッブス大起(カメラ・石田 順平)
5回途中でマウンドを降りる東北・ハッブス大起(カメラ・石田 順平)

◆第95回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 東北1―3山梨学院(18日・甲子園)

 東北(宮城)のハッブス大起投手は、5回2死から四球と連打で2点を失い、マウンドを降りた。

 初回は140キロを超える真っすぐを中心に3者凡退。しかし2回以降は制球にも苦しみ、毎回走者を背負った。5回2死から四球と二盗でピンチを招き、山梨学院の進藤に先制の左前適時打を許した。さらに続く佐仲に右中間適時二塁打を浴び降板。4回2/3を投げ5安打5四死球で2失点。最速143キロをマークし6三振を奪ったが、白星には届かなかった。

 試合後、ハッブスは「球速より大事なものたくさんある。心の冷静さだったり、自分は一冬を越して冷静になれた成長したかなって思ってたんですけど、甲子園に行ったら冷静さも何もなくて、結局焦って、自分がただただ勘違いしていた。野球の聖地では自分の思うようにいかないというのが現実だったので、その現実をしっかり受け止めて、今日はしっかり反省して、また明日からやりたいです」と振り返った。

 ハッブスは同校の先輩・ダルビッシュへのあこがれを公言し、同じ背番号1を背負っての甲子園初登板。センバツではダルビッシュを擁した04年以来となる同校の白星はならなかったが「野球の神様が『夏、必ず戻ってきなさい』と言っていると捉えて、前向きに切り替えて行きます」と話していた。

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