◆オープン戦 広島1―2オリックス(18日・マツダスタジアム)
広島の森翔平投手が、4回2失点も6四球と制球を乱し、開幕ローテ争いから脱落した。12日のヤクルト戦(マツダ)でも3回5四死球だった。「同じことを繰り返してしまった」と反省した左腕に対し、新井貴浩監督は「彼の持っている(実力の)半分も出せていない」と今後の2軍調整を明言した。以下、試合後の指揮官の主な一問一答。
―先発した森について
「本人も納得していないと思う。彼の持っている半分も出せていない。何が原因なのか。メンタル的にテクニカル的に、自分でしっかり整理してやってくれと言いました」
―次回登板の予定は
「しばらくはファームの方で投げてくれと伝えました」
―森は制球に苦しんだ
「元々コントロールがいい投手で、(コースに)投げ分けられる投手。球の切れもそう。彼の持っているものは出せていない」
―ドラフト5位の河野佳投手=大阪ガス=がオープン戦4戦無失点、無四球と好投を続けている
「安定感がある。落ち着いている」
―開幕1軍は当確か
「それはまだ競争しているから。競争している最中だから。でも、安定感はみんなが認めるところ」
―この日から1軍合流した最年長37歳・松山竜平外野手が1安打
「彼の打撃はみんなが認めるところ。3月の中盤に合流するから、しっかり調整しておいてくれと伝えていた。打撃はやっぱりさすが。結果ではなくボールへの入り方、反応の仕方とか」
―腰の張りで侍ジャパンを離脱した栗林良吏投手がブルペン投球を再開した
「久しぶりに投げたのかな。『楽しかった』って言っていた。投げ終わりの今は問題ないけど、寝て起きて、明日の状態を確認しないといけない。今日は今日で彼にとってはいい日だった。明日、どういう状況かを確認しないと。良ければ次の段階に上がっていく」
―順調なら次のステップはオープン戦登板か
「ライブBPになるのか、決まっていない」
―捕手専念の坂倉が途中出場で今年初めて一塁守備に就いた
「100%ないとは言い切れないけど、スタメン(での一塁起用)とは考えていない。先発マスクからファーストに回ることを想定して、今日は途中から。試合展開がどうなるか分からない。(例えば)マクブルームが出て代走を送って、そこで点が入らなかったときに坂倉がファーストで会沢が(捕手に)入ってという、いろいろなケースを考えて準備はしておこうよという感じ」