◆明治安田生命J1リーグ ▽第5節 浦和2―1新潟(18日・浦和駒場)
浦和はホームで新潟に2―1で逆転勝利し、昨年7月以来のリーグ3連勝を飾った。
前半10分、新潟MF太田修介に先制点を献上した。だが、同35分にMF伊藤敦樹の縦パスからペナルティーエリアのこぼれ球に反応したDF酒井宏樹が右足で強烈シュート。ゴール右上に突き刺し、今季初ゴールをマークした。
さらに、前半ロスタイムにはDF明本考浩が豪快な左足シュートで今季初ゴールを決め、2―1で逆転した。その後は無失点に抑え、昇格組の新潟に今季初の黒星をつけた。
◆酒井に聞く
―見事な今季初ゴールだった。
「本当に入ってよかった。試合を振りだしに戻すキッカケになれてよかった。今日は苦しい試合だった。新潟がすごく良いパフォーマンスだったので、体を張るシーンも多く、なかなか取り切れない部分も多かった。そういう中でも勝ち点3を取れたのは今のチーム状態を物語ってる。選手たちが少しずつ大人になってる証拠かな。ただ、過信してはいけない。まだ5試合しか終わってないので。ここで満足することは絶対ないけど、大きな1勝だと思う」
―3連勝。
「どれだけホームでしっかり勝ちきるかが大事。優勝する強いチームはホームで絶対に負けない。そこを勝ち点1を3にするか、アウェーで3を取れるかが大事になる。今はそれができてるだけで、結果、3連勝だけど、僕らにとってはホームなので勝つことは当たり前。勝ってよかったより、ホッとした」
―相手からボール奪うイメージは。
「0―1になってからきつかった。ボールを取りに行かないといけなかったので、相手はGKを含めて11人で回してきた。ただ、1点取れれば変わると思ってた。1点取ってからは相手が出てくるようになり、僕らが2点目を取ったら相手はもっと出てこないといけなくなった。よほどのミスがない限りは勝てると思っていた」
―自身のチャント(応援歌)も流れた。
「もちろんうれしい。ただ、もっとやらないといけない。一応、W杯に3回出ているので(笑い)。満足することは絶対ない。もっと貢献しないといけない」
―後半、相手シュートは2本だった。
「今日はアキ(明本)の守備のパフォーマンスがよかった。サイドは僕もうまく防げた。ゴール前に近づけさせることはなかった」
―コンディションは。
「足の状態が良くなってきてる。パフォーマンスは良い時も悪い時もあるので」
―3月の日本代表メンバーは選外となった
「何にもないです。W杯が終わってからも森保さんとしゃべりましたし、最近もしゃべった。こういう感じ(世代交代)になるのは予想していた。いい加減ね、僕と(長友)佑都くんに代わる良い若手選手が出てくれることを願っている。それが日本代表の将来に良いものをもたらす。いい選手はそろってるので、いい経験をして、いいチームになってほしい」