【センバツ】山梨学院が東北を下し、4年ぶりの甲子園1勝 エース右腕・林が完投 先制打の進藤主将「結果が残せて良かった」

スポーツ報知
5回2死二塁、左翼へ先制の適時打を放った山梨学院・進藤天(カメラ・豊田 秀一)

◆第95回センバツ高校野球大会第1日 ▽1回戦 山梨学院3―1東北(18日・甲子園)

 2年連続6度目の出場となった山梨学院が開幕試合で、東北(宮城)を3―1で下した。プロ注目の相手先発・ハッブス大起(3年)を攻略し、2019年春以来4年ぶりに甲子園での1勝をつかみ取った。

 昨秋から急成長した最速139キロの右腕エース・林謙吾(3年)は、優勝した昨秋関東大会の準決勝以来の完投勝利を挙げた。吉田洸二監督(53)は「コントロールが良かった。冬場に(球の)スピードが上がったけど、緩急つけて投げ分けて、成長していた」と評価した。

 攻撃では3回までに2度満塁のチャンスをつくったが、なかなかあと一本が出ず。待望の先制点が生まれたのは5回。2死無走者から4番・岳原陵河外野手(3年)が四球を選んで出塁。主砲が二盗に成功すると、主将の進藤天内野手(3年)が先制の左前打。さらに佐仲大輝捕手(3年)も右中間への適時二塁打。プロ注目の東北のエースをマウンドから引きずり降ろした。

 進藤主将は8回途中に左足がつり、一時試合を中断して治療を受けた。だが、勝利の後は満面の笑顔を見せ「去年から甲子園に出場している選手としてタイムリーという結果を残せて良かった。林がストライク先行で投げてくれたので守りやすかった」と勝利を喜んだ。

 23日の2回戦では、氷見(富山)と対戦する。

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