広島の栗林良吏投手が18日、マツダスタジアムでブルペン投球を再開した。腰の張りでWBC日本代表「侍ジャパン」を離脱してから初のブルペン入り。捕手を座らせて全球種を試しながら、43球を投じた。
「楽しかったです。本当は20、30球で終わる予定だったんですけど、楽しかったので」
14日にチームに戻った右腕。16日に広島市内の病院で検査を受けて「腰椎椎間板症」と診断されたが、患部に違和感もなかったようで、100%の力で投球したという。
「自分的には良かったと思います。感触も良かったですし、今日はもう体の状態も100点だし、満足しています」
キャンプからずっとWBC球を使って調整に取り組んできた。NPB球を使ってのブルペン投球は今年に入って初めてだった。
「やっぱり投げやすい。投げやすい分、手で投げちゃうというか、手だけで投げられちゃう。そこがどうかなというのがある。そこをしっかり慣れるというか、今は感触よく感じる。球が軽くて投げやすい。その感覚を忘れないように。また明日の(体の)反応を見て、良ければ次の段階に進みたい」
慎重に腰の状態を確認しながら、約2週間後に控える開幕に向けて調整を進めていく。