◆大相撲 ▽春場所7日目(18日・エディオンアリーナ大阪)
東大初の力士で東序二段20枚目の須山(木瀬)が、4連勝で自身初の無傷の勝ち越しを決めた。東同25枚目の月岡(二子山)を相手にもろハズで押し込むと、左四つ。次の瞬間、右上手投げで転がした。「脇を締めて、もろハズで押したかったが、頭が上がってしまった。流れで左四つになった」と反省も口にしたが、自身初の無敗でのストレート勝ち越しに「一安心。よかったです」と安どの表情をみせた。
埼玉出身だが初の大阪で、ファンから後押しをうけている。「大阪では土俵に上がると『須山!』と声をかけてもらえる。名古屋や福岡にはない応援をしてもらっている感じ。頑張ろうと思える」と感謝した。勝ち星を伸ばせば、序二段優勝も見えてくる。ただ「目の前の一番、一番を集中して、これまでの4番と同じ気持ちでやる」と、おごることなく土俵へと向かう。