【センバツ】開会式の司会、福岡高の中原陽花さんが堂々と大役「思い出に残る一日でした」美声で聖地を彩る

スポーツ報知
開会式の司会を行った福岡高の中原陽花さん(カメラ・渡辺 了文)

◆第95回センバツ高校野球大会第1日 ▽開会式(18日・甲子園)

 開会式では式典担当の司会者を務める福岡高の中原陽花(はるか)さんが堂々と大役を務め、美声でセレモニーを彩った。

 第69回NHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門に優勝し、今回の任務を担うことになった。

 「精いっぱい練習してきた成果を出し切ることができたかなと思っています。選手たちも今までずっと目標にしてきた舞台に立って、すごく胸を張って入場してきていたので、センバツの初日にふさわしい、明るいスタートにできたらいいなと思って開会式に臨みました。すごく楽しんで出来たかなと思います」とスマイルがはじけた。

 父・英史さん(49)は福岡県内の高校で甲子園を目指す球児だった。キャプテンを務め、大学でもプレーした。昨夜は電話で「落ち着いて頑張って」と声をかけてくれた。この日はスタンドから見守ってくれた。「見に来てくれて、ありがとうございました、最後まで役目を果たせましたと伝えたいです」と感謝した。

 県内屈指の進学校をこのほど卒業し、4月からは東京の大学に進学する。夢はアナウンサーだ。「自分の中ではしっかりできたんじゃないかと思っています。この経験を糧に成長していけたらいいなと思います」と振り返り、「思い出に残る一日でした。甲子園はテレビで見ていて憧れの舞台だったんですが、本物はみんなの笑顔があふれていて、すごく明るい場所でした」と感無量の表情だった。

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