◆WBC2023 ▽準々決勝 プエルトリコ4―5メキシコ(17日、米フロリダ州マイアミ・ローンデポパーク)
侍ジャパンが20日(日本時間21日)のWBC準決勝で対戦するチームがメキシコに決まった。この日の準々決勝でメキシコは初回に4点を失ったが、逆転でプエルトリコを下した。
序盤は苦しい展開だった。初回からメキシコの先発左腕・ウリアス(ドジャース)が苦戦。21年最多勝、22年最優秀防御率のエースは、バエス(タイガース)、ロサリオ(ブレーブス)に2者連続本塁打を浴びるなどいきなり4点を失った。
それでも2回にパレデス(レイズ)のソロで1点を返すと、5回にはバードゥーゴ(レッドソックス)の適時打で2点差に迫った。2点を追う7回は無死満塁の好機を作るも3、4番が倒れて無得点に終わるかと思われたが、パレデスの2点適時打で追いつき、L・ウリアス(ブルワーズ)の適時打で勝ち越した。
先発のJ・ウリアスは初回こそ4点を失ったが、2~4回の3イニングは無失点。救援陣も好投して、2回以降はスコアボードに「0」を並べ続けた。逆転直後の8回には、左翼手・アロザレーナ(レイズ)の好捕などもありピンチを切り抜けた。
メキシコは初の4強進出。1次ラウンド(R)では、初戦のコロンビア戦こそ4―5の1点差で敗れたが、2戦目の13日(同14日)には優勝候補筆頭だったスター軍団の米国を11―5で破って勢いに乗り、3勝1敗でC組を1位通過した。侍ジャパンとメキシコは、2006年の第1回大会で1度対戦し、6―1で日本が勝った。