ドルトムント所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)の獲得にマンチェスターUが名乗りを上げたことが明らかになった。
英紙「デイリー・テレグラフ」によると、マンチェスターUが1億1000万ポンド(約182億6000万円)と見積もられるベリンガムの移籍金を準備。リバプール、マンチェスターC、Rマドリードの”三つ巴”と見られた19歳大型MFの獲得競争に参戦するという。クロップ監督が公に「群を抜いている」と語り、ベリンガムをクラブ・レジェンドであるスティーブン・ジェラードの再来と期待するリバプールが獲得競争で一歩リードしていたと見られていたが、マンチェスターC、Rマドリード、そしてチェルシーがイングランド代表MFの獲得に興味を示して移籍金が高騰し、現在は白紙に戻った状態。そこにマンチェスターUも乗り込んで来た形になった。
「デイリー・テレグラフ」紙は、ベリンガムの獲得は現時点の中盤を強化するだけではなく、どのクラブにとっても次世代につながる補強になると指摘。ドルトムント側は来季もベリンガムの残留を希望しているが、水面下の交渉は激化。ラストスパートに入ったシーズン終盤、ベリンガムの獲得競争も今後数週間に渡り熾烈(しれつ)を極めることになりそうだ。(英通信員・森 昌利)