自転車トラック種目の2024年パリ五輪の出場枠をかけた選考レースとなるネーションズカップ第2戦の3日目が16日、エジプト・カイロで行われた。
男子ケイリン決勝は勝ち上がった6人で争われ、中野慎詞(23)=岩手・121期=が金メダルを獲得した。同じく決勝に出場した太田海也(23)=岡山・121期=は銅メダル、寺崎浩平(29)=福井・117期=は4着となった。
レースは太田が残り2周で最後方から仕掛け先頭へ。後続を離し逃げ切りを図るも、最終周回3番手の中野が驚異的な追い込み。ゴール前で差し切った。
日本競輪選手養成所で優秀な成績を残し、早期卒業した3人の競輪選手が大舞台で躍動。日本勢の層の厚さを世界に示した。