新体操 静岡城北の強みは「一体感」・・・全国高校選抜静岡県代表紹介「春にはばたけ」

スポーツ報知
全国の舞台に臨む静岡城北新体操部

 女子団体で静岡城北が16年以来7年ぶり2度目の出場。地元での開催に「家族や、いつも支えてくれている方々に『見に来てよかった』と思ってもらえる演技をしたい」と、増田葵主将(新3年)は意気込んだ。

 強みは一体感だ。増田らが入学したとき、2年生は不在。4人の3年生は5月の県総体で引退し、その後は1年生だけで活動してきた。ロシア民謡「黒い瞳」に合わせた振り付けは、昨年2月から1年以上練習を重ねている。蹴り上げたフープをキャッチする演技など、呼吸はピッタリだ。

 昨年10月の県大会は目標を20点に設定していたが、「みんなの気持ちがひとつになった」(増田)と、それを上回る21・60点をマーク。強豪の常葉大常葉に続く2位に入り、開催枠で切符をつかんだ。青柳敦子監督(50)は「本番に強い子が多い」と期待する。

 静岡城北は1903年創立で、ちょうど120年。歴史もあり「近所の方が垂れ幕を見て声を掛けてくれます」と監督は感謝。そんな応援を力にして、メンバーが精いっぱいの演技を披露する。(里見 祐司)

 〇…青柳監督が重視しているのが選手の栄養面。昨年9月から「食事ノート」に毎日食べたものを書かせて、体づくりを意識させている。「肉が好きなんですが、魚もよく食べるようになりました」と小林優月(新3年)。ご飯の方が「腹持ちがいい」と監督からアドバイスを受け、補食をパンからおにぎりに変えた小寺芽衣(新2年)は「練習でよく動けるようになった。花粉症の症状も軽くなりました」と喜んでいる。

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