◆春季神奈川県支部大会(中学生の部)▽準決勝 横浜南ボーイズ5―1相模ボーイズ(3月11日・小田原球場)
準決勝2試合と3位決定戦が行われた。横浜南ボーイズは相模ボーイズを下し、湘南ボーイズは横浜都筑ボーイズに競り勝ちともに決勝進出。3位決定戦は相模ボーイズが勝利。横浜南、湘南、相模の3チームが第17回ジャイアンツカップの神奈川予選(7月開催予定)の出場権を獲得した。
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横浜南ボーイズが2年連続ジャイアンツカップ出場に向けて神奈川予選の出場権を獲得した。
初回無死二、三塁で清村英心(2年)が右前に2点タイムリーを放ち先制。「早く点を取ってピッチャーを楽にしてあげたかった。つまったけれど結果的にヒットになって良かった」と胸をなで下ろした。先発の背番号10の左腕・関根一留(2年)は5回を1失点の好投。「僕はメンタルが弱くて、いつもは緊張しすぎて試合前に吐くけれど、今日は大丈夫でした」。球場に向かうバスでムードメーカー・水口翔太郎(2年)の爆笑トークでリラックスしたという。
背番号1の存在も励みになった。球速120キロ台後半の狩野哲平(2年)は昨年12月に右肩を痛め、大会直前に投球練習を再開し2回戦から復帰していた。「哲平が投げやすいように試合を作りたかった」と関根。狩野は復帰後最長となる2回を無失点で締めくくり「うれしい」とはにかんだ。
元DeNA投手の加藤将斗監督(50)は「とにかく打てるチームを目指していたのでまだまだです。もうちょっとやってくれるかと…」と辛口採点。それでも川村光翼主将(2年)は「うれしいです」と本音。昨年のG杯に唯一レギュラーで出場している男は「あの違う雰囲気の味わって今度は勝ちたい」と意気込む。
昨秋は横浜泉中央に初戦敗退。雌伏の時を経て決勝へ駒を進めた。成田は「優勝してキャプテンの家でパーティーしたい」。喜びの瞬間まであと1勝だ。
◆横浜南ボーイズ登録メンバー ▽2年生 ★川村 光翼、狩野哲平、仲宗根理樹、梅田昊青、水口翔太郎、加藤連志、清村英心、梛木勝太、関根一留、川名蓮、小金澤玲雄 ▽1年生 宮越祐太、月野拓玖人、宗形京介、野世義輝、津村大河、山本獅王、白浜聖、中嶋海人、川崎心太朗(★は主将)