【WBC】準々決勝進出を決めたプエルトリコ 歓喜の輪の中でクローザー負傷 喜びの涙が悲しみの涙に

スポーツ報知
歓喜から一転、抱えられてグラウンドを出るディアス(ロイター)

◆WBC2023 ▽1次ラウンドD組 プエルトリコ5―2ドミニカ共和国(15日・ローンデポ・パーク)

 「死の組」と言われたプールDでドミニカ共和国を下して準々決勝進出を決めたプエルトリコだったが、勝利の試合終了直後に悲劇が起こった。勝利の余韻に浸って集まったナインがジャンピングしていた輪の中で、クローザーのエドウィン・ディアスが倒れ込んだ。

 ディアスは右足を痛めた模様。座り込んだまましばし動けず、自力では歩けずに、2人のコーチに肩を借りて右足を浮かせるようにしながら歩き出したが、結局最後は車いすでベンチ裏に消えた。

 右足を曲げられない状態で車いすに乗ったディアスは、ファンの声援にピースサインをしてみせるなど気丈に振る舞ったが、チームメートたちは勝利の喜びなど忘れて、みな沈痛な表情。一緒に跳びはねて喜んでいた選手が、クローザーの負傷に涙を流していた。

 ディアスはメッツで昨季61試合に登板し32セーブ。マリナーズ時代の2018年に57セーブを挙げてリーグ最多セーブを挙げて、ア・リーグの最優秀救援投手賞に輝いていた。

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