【WBC】キューバ、17年ぶり4強!モイネロ、R・マルティネスのリレーで1点差守り切った

スポーツ報知
ベスト4進出を決めたキューバナインは優勝したかのようにマウンド上で歓喜(カメラ・池内 雅彦)

◆カーネクスト2023 WBC東京プール ▽準々決勝 オーストラリア3―4キューバ(15日・東京ドーム)

 「カーネクスト2023 WBC東京プール」の準々決勝は15日、キューバがNPB勢の活躍でオーストラリアを退け、17年ぶりの4強進出を一番乗りで決めた。

 優勝を決めたかのように、キューバの選手たちが一斉にマウンドに駆けだした。誰彼構わずウォーターシャワーをかけ合い、国旗を広げ喜びを爆発させる。準優勝した2006年の第1回大会以来、4大会17年ぶりの4強を一番乗りで決め、ヨンソン監督は「感動しています。難しい試合だった」と喜びをかみしめた。

 NPBで戦ってきた選手たちが、東京Dで躍動した。同点の5回無死満塁、大歓声を受けて打席に入ったデスパイネ(元ソフトバンク)が右犠飛を放ち、勝ち越し。1点差に迫られても8回をモイネロ(ソフトバンク)がしのぎ、9回を昨季セーブ王のR・マルティネス(中日)が締め、リードを守り切った。指揮官は「日本での経験もあり、素晴らしい仕事をした。難しい局面でも機能してくれた」と両腕を絶賛した。

 台湾での1次Rは連敗スタート。ドレイクが「次に進めないと思っていた」と振り返るどん底から、3連勝でマイアミ行きを決めた。「目標は最後まで行くこと。準備はできている」とヨンソン監督。プライドを取り戻した王国が、初優勝を奪いに米国へ乗り込む。(山口 泰史)

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