◆U―20アジア杯▽準決勝 日本2(3PK5)2イラク(15日、ウズベキスタン)
U―20日本代表は延長戦を終えて2―2で迎えたPK戦で3―5と敗れ、準決勝で敗退した。初優勝を果たした2016年大会以来の決勝進出はならず。0―1の後半38分にMF永長(えいなが)鷹虎(川崎)が左足で同点ゴールを挙げ、再びリードされた延長後半13分にはFW熊田直紀(FC東京)がヘディングで今大会5ゴール目を決めて追いついた。しかし、PK戦で力尽きた。
日本は前半12分、課題のセットプレーから失点を喫し、厳しい立ち上がりとなった。パススピードが思うように上がらず、0―1で後半へ突入。積極的に交代枠を使い、徐々にリズムをつかんだ。後半38分、永長がエリア内右でFW北野颯太からのパスを受け、左足で鮮やかなシュートを放った。延長戦にもつれた戦いでは、前半13分に右サイドを突破されて失点。しかし大会得点ランキングトップに立つ熊田がクロスに頭を合わせ、貴重な大会5ゴール目を決めた。
苦しみながらも2度追いつく粘り強さを見せた。しかし、PK戦で後攻となった日本は2人目のMF佐野航大が相手GKにセーブされ、対するイラクは全員が成功。3―5で敗れ、アジアの戦いはベスト4で幕を閉じた。
準々決勝・ヨルダン戦の勝利でU―20W杯(インドネシア)出場権を獲得した日本は、5月20日開幕の本大会に挑む。W杯抽選会は3月31日の予定。アジア最終予選が延長された影響で期間は限られているが、自チームでそれぞれがレベルアップを図り、世界舞台でのリベンジを目指す。