サッカーの第2次森保ジャパンの初陣となる親善試合(24日・ウルグアイ戦、28日・コロンビア戦)のメンバー26人が15日、発表され、オーストリア1部・LASKリンツでプレーするFW中村敬斗(22)ら4人が初招集された。
FC東京のDFバングーナガンデ佳史扶(かしーふ、21)は、“長友ロード”で代表定着を目指す。守備での対人の強さや積極的な攻撃参加に特長があり、24年パリ五輪世代ながら、同時期に欧州遠征するU―22ではなく代表に選出された。4大会連続W杯出場のDF長友の後継者として期待される左利きDFは「やってやろうという気持ち。失うものは何もないので、奪い取る側だと思ってガツガツいきたい」と意気込んだ。
同じタイミングでスタートラインに立った。長友は21歳だった08年5月に代表デビュー。左サイドDFで先発して存在感を放ち、その後、代表に定着した。キャンプ中には長友から「俺は21(歳)で代表に入ったからお前も今年入らなきゃな」と激励されたこともあり「真っ先にそれを思い浮かべました」と笑みを浮かべた。今季は長友がいる中、開幕からリーグ戦全試合先発。伸びしろ無限大の若武者が代表で猛アピールする。(後藤 亮太)
◆バングーナガンデ 佳史扶(ばんぐーながんで・かしーふ) 2001年9月24日、東京・足立区生まれ。21歳。FC東京U―15深川を経て、同U―18では高2時の18年から2種登録され、同年のJ3で12試合に出場。19年にはルヴァン杯でトップチーム・デビュー。20年からトップ昇格し、J1通算30試合1得点。利き足は左。父はガーナ、母は日本出身。176センチ、74キロ。