今年の第99回箱根駅伝(1月2、3日)で初の大学駅伝3冠を達成した駒大の円健介(4年)、赤星雄斗(3年)が15日、ニューヨークシティハーフマラソン(19日)に向け、渡米した。円は大学で競技を引退するため、これがラストレースで「最後しっかり走って、監督たちに完走している姿を見せたい」と意気込んだ。赤星は「普通なら五輪や世界陸上でしか一緒に走れないような強い選手がいっぱいいるので、経験を積みたい。このチャンスを陸上人生にしっかり生かしたい」と今後の更なる飛躍へ、つなげるつもりだ。
2人は昨年11月の上尾シティハーフマラソンで大学男子の部の日本選手上位2位までに入り、今大会へ招待された。帯同する大八木弘明監督は、赤星の調子について「良い練習をしてきた。上の順位を狙って欲しいですね」と期待。円の集大成へも「これが最後。あとは社会人になって、好きなように走ってくれればと思いますね」と話した。
赤星は4月から最高学年となる。自覚は芽生えてきているといい「新入生も入ってくるので、見本となれるように引っ張っていきたい」と笑顔を見せる。トラックシーズンもスタートとなるが「トラックはあまり得意ではないので、とりあえず1万メートルと5000メートルで自己ベストを出したいと思っています」と確実な目標を定めた。